この計画では、限られた敷地面積の中でどのようなボリュームを作っていくかが最初のテーマになりました。居住者の生活環境、運営事業者の介護のしやすさ、もちろん建築基準法や福祉のまちづくり条例などの法的な適合性も含めプランを検討していきました。 最終的には、台所をユニットの中心に、その周りに居間・食堂、居室を配置し、台所からユニット内を見渡すことができるようにしました。ユニット内は、床の木質調にあうように壁を3色にまとめ、「和」の落ち着く空間に仕上げました。 外壁材にもその3色+濃い茶色を選定し、内外で調和がとれるようにしました。