工事状況
2014年4月からの工事(現場監理)の状況です。
5月30日(金)
    
消防検査がありました。自火報や誘導灯、避難はしごなどチェックしていきましたが特に指摘はなく無事終了しました。来週、検査済証がもらえるようです。
工事の方も本日終了し、設計事務所や先生の検査もしました。受付のトップのレベルの人造大理石も設置されました。3枚の写真の右端は処置室ですが、ピンク色の壁の側に診察室(5月19日参照)があり、診察室と処置室がピンク色の壁をはさんでセットになっており、アクセントという感じで入れてみました。
この計画のテーマの一つとして、水周りや先生・スタッフ動線を考えると待合室は入口から奥の方になってしまいどう奥まで入れるかというのがあり、アール壁にするということで解決できるのではと考えました。施工は難しかったそうですが、実際にアプローチ的な空間となりうまくいったのではと思います。
これから医療機器の搬入がはじまり、7月から開業になります。
5月26日(月)
  
造作家具の据え付けが始まりました。受付カウンターは、トップの人造大理石は明日以降の設置とのことですが、デスクレベルの天板は既に設置完了。アール状で施工は難しいとは思いますが隙間なく納まっていました。家具はこの他に収納やシンクがついたカウンター、洗面カウンター、本棚などがあります。
照明器具もついて写真のようにやや暖かみのある雰囲気になりました。待合室ではリラックスしてもらいたいと考えています。診察室は色がはっきりわかる昼白色となります。
5月19日(月)
    
壁仕上げのビニルクロスが張り終わりました。入口からのアプローチ部分と待合スペースは木調の壁とそれ以外はベージュとし、診察室・処置室は各壁で色を変えました。2つあるうちの一つの診察室は先生の好みでうすいピンク色も入れていますが、グレーや白とあい柔らかい感じで雰囲気よく仕上がりました。
床の方も張り始めました。待合スペースのメインの色はうすい茶色ですが、アクセントで3色ほど配置しました。ソファが入るとまた違う印象になるのかもしれません。
床張りの後、今週は建具と衛生器具・照明器具などを設置する予定です。
5月12日(月)
    
石膏ボード張りがほぼ終了しました。受付の枠は現場で苦労したとのことですが、うまく納まっていました。受付のデスクカウンターの方は現場での調整が難しいので、実寸の下紙で採寸をしていました。
目地底や柱の塗装も始まり、明日からビニルクロス張りになります。アールの壁は木調にする予定です。
患者トイレのL型手摺やリモコン類の設置位置は、壁に位置をおとし先生に確認してもらいました。
5月8日(木)
    
壁仕上げのビニルクロスの下地の石膏ボードを張って行きます。アール部分は曲面の加工が可能な特殊な石膏ボードを張ります。その壁とあわせるように天井に照明器具を等間隔で配置して壁を強調させるように考えています。
受付の方は下がり壁の枠を取り付けている状態でした。工場でコンピューター入力して加工したものを現場で取り付けることになりますがLGSとの誤差もあり施工が難しそうです。実際、現場での調整もたくさん出てきます。
スタッフ室の置き床も完成しました。漏水センサー設置位置や床点検口の位置も打合せで決めました。
5月2日(金)
    
壁下地のLGSが建ちました。アール部分の壁もランナーの精度がよかったためきれいな曲面に見えます。ボードを張った状態を見るのが楽しみです。
今日は先生に立ち会って頂き、コンセントやスイッチ類の位置・高さの確認をしました。図面通りには現場でやってもらっていますが、この後、ボードを張って行くともう変更はできなくなるため、最終確認をしてもらいます。
置き床内の配管もされました。水周りはスタッフ室に集約し、スラブ上の置き床で対応します。患者さん動線は段差がないよう配慮して計画しています。
4月18日(金)
  
先生に来て頂き、墨出し確認を行いました。通常ですと床の下地材に壁芯の位置を墨で出すのですが、今回の計画ではアールになっている壁があり墨は出せないので、CADデータをもとに工場で予め製作したランナーをならべていき位置を確かめます。柱とのとりあいで若干の調整を行いましたが概ね設計図の通りに進められそうです。
現況の水周りを解体したところ、置き床の下に浴室のタイルらしきものが出てきました。新設排管の接続ルートになっているので必要な箇所ははつることになりそうですが、今回は想定外のことが非常によく起こる現場です。
4月15日(火)
    
内装材のプレゼンテーションを行いました。設計段階でもご提案して方向性は決まっていたのですが、今回はLSDの面材や自動ドアのサッシ色、衛生機器の色も含めて打合せしました。内装の色は全てをトータルに考えて行くことが重要です。
工事の方は天井材の解体が終わり天井裏が完全にあらわになっていました。大梁の脇に冷媒管・ドレン管もあることがわかり、空調機のダクトのルートについて、施工会社と詳細な打合せを行いました。
4月7日(月)
  
既存部分の解体が始まりました。まずは照明器具や換気扇類を撤去して行きます。一部は再利用する予定です。
現調では天井点検口の位置が限られていたので天井裏がはっきり分かりませんでしたが、今日天井材を撤去してみて、大梁の大きさなど分かり、再度施工会社と調整をする必要が出てきました。
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