ひび割れの成長を最小に抑える方法

コンクリート硬化時の温度応力によるひび割れの発生メカニズムは,拘束によって発生する引張応力によってひび割れが入る。その後,乾燥収縮によってひび割れが発生する。しかし,温度応力のひび割れ箇所と乾燥収縮のひび割れと重なる場合が多く,温度応力ひび割れが成長するような現象となる。
型枠撤去後,乾燥収縮ひび割れの成長を最小に抑えるには,農業用ビニールシートを構造物に巻くことで,急激な乾燥を防止でき,長期間湿潤状態を保つことが可能になる。長期間(2週間〜1ケ月間)の湿潤状態を保つと乾燥収縮ひび割れの成長が抑えられる。これは第二東名高速道路駒門高架橋の現場試験により確認をしています。農業用ビニールシート材料費1m当り20円,施工費は歩掛で1m当り100円程度です。面積が少ない場合は職員で巻くとなれば,材料費のみとなります。ひび割れの無い構造物は評価が上がります。

           

フーチングにビニールシートで被覆した状況です