測量の過失

 測量は不注意などにより、思わぬ過失を犯します。これぐらいは許せると軽く考えると、重大な失敗につながります。この過失の程度によっては出来上った構造物の取壊しなど工事の手戻りを招き、大きな影響を与えます。


§過失の種類

1.直接の過失
 これは不正確な器械の取扱いなどによる単純な過失(ねじの緩み、読み間違い、記入ミス)によるもの。

2.計算誤り
 単純な計算の間違いがもっとも多く、その他野帳の記入が不明瞭なことも計算間違いの発生原因となります。

3.設計図面の理解不足・勘違い
 図面は正確に読みましょう。例え部分的な寸法が知りたい場合でも、関連した他の部分を確認し間違っていないか確認する必要があります。

4.測量結果の打合せ・引継ぎ・施工班への指示に当っての不十分さ
 丁張を設置した場合に、丁張板に書き込む高さ・幅・長さ・上端・下端の記入が不明瞭なときや間違っている場合があります。また本人は分り切っていても施工班にとっては不慣れなもの、普通のやり方と異なった丁張がしてあることによる勘違いなどもよくあります。

5.基準杭・控え杭の確認不足
 基準杭の確認不足から大問題に発展する可能性があるので、重要な杭は2度3度確認しましょう。